オンスケ
システムは本当にオンスケ通りに進まない。
オンスケとは on schedule の事である。和訳すると”予定通り”って事だ。
今回はクライアントが問題でオンスケで進まない事が多いと言う話だ。
なぜ、クライアントがオンスケの妨げになるのか?
それは、こちらがオンスケで進めていていたり、早く進めていると99%以上の確率で機能追加をしてくる。
使ってみて「ちょっとこれは。。。」って事なら解るんだが、間違いなく工数が増える新しい機能を要求してくる。
で、機能追加に追加費用を要求すると、間違いなく「こっちはクライアントですよ、時間は余ってるならやってよ」って感じで嫌な顔をする。
こっちも次の仕事を取りたいので、渋々やるしか無い。
だったら納期ギリギリに仕上げて追加工数なぞ要求されない様にしたくなるのが本心だ。クライアントも納期の方が大切だから、あせってそんな事を言わない。
なんでか知らないがギリギリにクライアントと必死になってリリースすると妙な達成感と連帯感が生まれるのも事実だ。
もちろんクライアントは大切だし、システムを組むのならば出来る限り訳に立つモノを作りたい。
しかし、お値段以上の事はしたくない、する必要はない、そして、そんなモノはプロの仕事じゃない。このど不況の中ギリの予算でやっているんだ。
ずっとクライアントの言う我がままを聞いていると恒久的に忙しくなる。
これって多分ソフトウェアだけじゃなくて今の日本の商習慣や構造が問題なんだろうな。
俺の中では、お客さまは神様ではない、お客さまの利益を出すパートナーだ。
(追記)
似たような無限時刻の話があった
洗脳の連鎖 - reponの日記 ないわ〜 404 NotFound(暫定)
やっぱり今いるバブル世代の上司とかって仕事の邪魔してるヤツが多いよな。